葬祭ディレクター小松の葬儀基本講座

始めまして!まなかの葬祭ディレクターの小松です!
なんとなく不安に思ってしまうのが「葬儀」ですが、葬儀について知ることで、
不安はある程度解消できます!
お客様から問合わせを頂いた内容や、自分が勉強してきた内容をまとめましたので、
皆様に少しでも参考になればと思います。
さらに詳しいことが知りたい方は、いつでもご気軽にご相談下さい。

葬儀に参列する際に、最低限知っておかなければならないことが「葬儀の種類」です。葬儀の種類は、視点の取り方でいろいろな分類が可能ですが、宗教と規模の2つの視点で整理するとわかりやすいです。

1.宗教という視点から

<葬儀の種類>

仏式による葬儀や、神式、キリスト教式、無宗教葬は、宗教による視点で分類したものです。

仏式
仏教では、人は亡くなると中陰(四十九日)で過ごした後、また新たに生命を得て生きかわり「輪廻転生」を繰り返し、永遠に続くとされており、輪廻を離れて涅槃(ねはん)に入る「成仏」が最大の目的となります。また、葬儀も故人に戒名をつけて得度をさせ、引導を渡して旅立たせる儀式として成り立っています。
仏式の葬儀で大切な事は菩提寺への連絡です。戒名は菩提寺からもらう必要がありますが、突然の事だと、予定のつかないこともありますので、菩提寺のある家は、事前に身内の不幸のあった場合でのお勤めについて、住職とご相談されておかれると良いでしょう。
仏式は、真言宗や曹洞宗、浄土宗、浄土真宗、臨済宗、日蓮宗など様々な宗派があり、地域の慣習によっても葬儀の内容が違いますので、各宗派の葬儀の詳細をある程度のその流れを知っておくことをお勧めします。
神式
神式では、人の死を、死者(の霊)を人知を超えたものに委ねる想い、死者(の霊)のあの世での幸せを祈る気持ちから、葬儀には宗教儀礼が伴うことが一般的です。
故人の霊が家の守護神・氏神として祭られし、神道のお葬式は「葬儀」とは言わず、「葬場祭」(神葬祭)と言い、葬場祭は仏式の告別式と葬儀を兼ねています。
香典はのし袋には「蓮の花」の入っていないものを使用、「御霊前」と記入、不幸がでた時は、その日のうちに神棚には白い紙を張り、この間は礼拝をしません。紙は50日、清祓いの儀後にはずします。
キリスト教式
日本で行われているキリスト教式の葬儀では、日本古来からの習慣に合わせて仏式の通夜に当たる儀式を行うことが一般的になっています。一般的に教会で行われ、通夜はありません。
無宗教(自由葬)
無宗教葬儀は、僧侶・神官・牧師・神父などの宗教者を招かずに、自由にみおくる「お別れ会」又は「自由葬」「音楽葬」などの場合に多く執り行われています。
無宗教では、会葬者が生前に故人が好きだったお花で献花をすることが多く、仏式のような白木祭壇を利用する事は少ないので、全体の葬儀費用を抑えることが出来ます。

小松君のワンポイントアドバイス

staff

仏式は全体のおよそ80%と言われていいます。仏式で葬儀を行う際にお寺選びに注意しましょう。戒名は菩提寺からもらう必要があり、例えば菩提寺が遠くにあり葬儀のとき連絡をしないで、葬儀社に近くの僧侶を紹介してもらい戒名をもらってしまった場合、いざ菩提寺に納骨しに行っても納骨させてもらえない事態になります。